フリーゲーム長編RPG「PUPPET WILL(パペットウィル)」感想レビュー!理不尽さが逆に楽しい

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PUPPET WILLとは

PUPPT WILLは医学生(2016年当時)だったMed.y.m氏が生み出した、長編フリーゲーム。とある大陸の5つの国のうち、1つの国が戦争を仕掛け、大陸統治を目論む時代。戦争を仕掛ける側の国の剣士が主人公。

しかし、主人公は大陸統治を目前に国を追われてしまいます。

時代は過渡期で、犯罪や麻薬、殺人が横行。ゲームシステムの1つ「新聞」では、酒場で新聞を読むことで大陸の情勢を知ることができますが、その新聞記事でも情報操作が横行しています。

大筋は王道長編RPGですが、血生臭いシーンや政略要素、さらには後述するように現実世界に近づけた広大なマップと難易度によってやりこみ要素も豊富です。

想定プレイ時間20時間

想定プレイ時間は20時間。ダークな要素や現実に近づけたからこそ生じる理不尽な要素も多い一方で、そうしたRPGの御都合主義を廃することで生まれている魅力が確かに存在します。

「現実世界に寄せた難易度設定」が特徴

PUPPET WILLは全編に渡って「御都合主義を廃して、リアリティを追求する」ことを目指しているフリーゲームです。

街は通常のRPGとは比べ物にならないほど広く、「主人公たちが泊まることだけを目的に作られたような、民家兼宿屋」や「妙に初対面の主人公たちに馴れ馴れしい街の人」などは登場しません。

また「魔物と遭遇したらどんな状況でも即戦闘」ということもなく、逃げるということも可能です。このように現実世界のような「理不尽さ」や「ピンチの際の選択肢の広さ」はPUPPET WILLの大きな特徴です。

街・ダンジョンが広い!

PUPPET WILLの最大の特徴は、やはり街やダンジョンの広さでしょう。

普通のRPGでは、街中に「宿」と「武器屋」しかないということも珍しくありません。RPGのシナリオを前に進めるには、主人公たちが体力を回復するスポットと武器を調達する場所、そして物語のヒントを教えてくれる村人がいれば十分だからです。

しかしPUPPET WILLは「宿と武器屋しか無い街なんておかしいだろう」という、プレイヤーも共感できる当たり前の疑問に基づき、リアルな街をゲームの中に再現しています。

そのため良くも悪くも街中にオブジェクトが多く、特に古めのPCでプレイする方にとっては読み込みが遅く感じられるかもしれません。また村人に話しかけようとしても、面識が全く無いキャラクターに話しかけることはできず、ストーリーのテンポが遅く感じられるかもしれません。

easy以外の設定では魔物が超強力

easy以外の設定では、魔物が超強力であることも特徴です。「強力だからこそ、村人も主人公も困る」ので、当然といえば当然ですが、雑魚敵でも序盤は倒すのが大変です。代わりにランダムエンカウント方式で始まる戦闘の直前に「逃げる」ことも可能で、プレイスタイルによっては戦闘せずにひたすら逃げ回って素材を集めてアイテムを作りまくることもできます。

ちなみに魔物を倒せば報酬がもらえますが、報酬を稼ぐだけであればPUPPET WILLではアイテムを売るビジネスの方が儲かります。

回復アイテムが高い!

PUPPET WILLでは回復アイテムが高額です。

また「戦闘以外の場面では回復スキルを使えない」設定となっているため、一度受けたダメージを回復するには「高いアイテムを使う」か「戦闘に突入してスキルを使うか」の二択。戦闘に突入して回復スキルを使う場合は、せっかく回復したダメージを再び削られないように「出来るだけHPを残しつつ、相手を倒す」戦略性が求められます。

単に相手を倒すだけでなく、自分が有利な状態で物語が先に進むように配慮しながら戦闘を進める必要があり、やり込み甲斐があります。

お金稼ぎや商談が結構楽しい

素材を集めてアイテムを作って売り捌くなど、お金稼ぎ要素が結構楽しいです。また物語は各国の首脳が絡んだり、商談が発生したりと戦闘に限らないサブイベント的要素がたくさん。20時間でシナリオを終わらせたとしても、その後にも楽しめるポイントがたくさんあります。

マップが広いためロードも重いのが難点

あえて不満点を挙げるとすれば、やはりマップの広さゆえのロードの重さでしょう。ただしその点を考慮しても、独力で医学生が作り上げたフリーゲームとしては圧倒的な完成度を誇ります。ぜひ遊んでみてください。

 

>> PUPPET WILL

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